kotoko’s blog

映画や本の感想。「内容」にはオチまで書きます。

ゴースト・イン・ザ・シェル

今さら観た。

内容

難民としてこの地にたどりつき、今は脳以外の全てを義体化した最初の成功体として捜査官をしているミラ。ミラはゲイシャ・ロボットによる襲撃事件でロボットにダイブした際に首謀者であるクゼの名を知る。捜査を進めるうちに、ミラは肉体を損傷し、バトーも生身の目を失う。

クゼに、義体を開発、販売しているハンカ社と関わるなと告げられるミラ。ミラのメンテナンスを担うオウエン博士に渡された薬も飲んではいけないと忠告される。やがてミラは自分が成功例になる前に数多の実験体たちが失敗し遺棄されてきていたことを知る。ハンカ社に記憶を消されそうになるミラ。オウエン博士はミラを逃がし、ある住所を教える。

訪れると、既視感を覚えるミラ。娘を1年前に失ったという女性が一人暮らすその場所は、奪われた記憶に断片につながる自宅だった。娘の名前は草薙素子。クゼはかつて素子の恋人だったーーというところでハンカ社に襲われるミラ(素子)とクゼ。ハンカ社の社長は荒巻に殺され、駆けつけたバトーたちによってミラは生き延びる。

感想

いやーーー。思っていた数倍面白かった。娘の名前は草薙素子ってわかるとこでめちゃくちゃ笑ってしまったけど、笑いながらもちゃんと衝撃だったし「なるほどおお」ってなった。素直なタチなので!

前情報では荒巻の北野たけしってキャスティングが独り歩きしていた感があるけど、観てみたらびっくり仰天の、桃井かおりが、素子の、お母さん!!お母さん?!?!?!あーもうそれだけで最高だな、みたいな。

そしてクゼだっつうのが憎い。クゼを素子の元恋人と断言するんじゃねーと思う気持ちもあるにはある。バトーと素子の関係と同じく、クゼと素子も可能性は色濃くチラつかせていたけど断言はしないところが良いんだよ!!とか。

難民、クゼ、広大なネットの海。トグサは原作通りの変な髪型で生身の体だし、サイトーはスナイパー。バトーはバセットハウンドを飼う。素子の夜景ビル街ダイブや光学迷彩はもちろんのこと、ありとあらゆる色んな断片が、攻殻機動隊ダイスキダイスキって言っていて、私はとっても楽しく観られた。愛ゆえに出しちゃったけどその改変はーーみたいなこともあるけど、満足しました!