kotoko’s blog

映画や本の感想。「内容」にはオチまで書きます。

ハロウィン

内容

精神に問題がある犯罪者たちが収容されているらしき施設に、ネット番組の記者の男女が取材に来る。6歳にして姉を惨殺したマイケル。収容されてからの40年一言も喋っていない、と主治医。かつてマイケルがかぶっていたブギーマンのマスクを見せる記者。しかし反応はない。マイケルは別の病院へ移送される事になっていた。

記者たちはかつてマイケルに襲撃されて生き残ったローリーの元を訪ねる。1人要塞のような家に住むローリー。記者たちは真相を探りたいとインタビューするが、ろくに答えてはもらえずに帰ることになる。

一方、ローリーの娘カレンの家族はローリーと関係を断つようにして暮らしていた。孫娘のアリソンは優等生の表彰を受けるが、その授賞式にローリーは来ない、とカレンは告げる。だがアリソンは自分で祖母ローリーに連絡していた。

授賞式の晩、アリソンはBFを両親に紹介する。その食事の席に現れるローリー。席に座りもせずに人のワインを飲み、警戒を促すローリーのことをカレン夫婦はパラノイア扱いする。カレンは8歳から銃の取り扱いを仕込まれ、「その時」に向けての訓練を受ける異常な生活を送っており、12歳の時に保護官に保護されていたと告白する。

翌日はハロウィン。アリソンもBFは男女入れ替えたボニー&クライドの仮装でパーティーを楽しむ。一方マイケルを移送するバスに主治医も乗り込み出発するが、バスは道中で謎の事故を起こし、乗っていた囚人たちは外に出てしまう。

駆けつけた保安官は殺されている警官たちを見つける。ほとんどの囚人が無事に見つかるが、見つからない数人の中にマイケルがいる。40年前の惨劇と同じハロウィンの夜にマイケルが再び自由の身になったことを案じる保安官たち。保安官は40年前にマイケルを確保した人物だった。今度こそ決着をつけることを誓う保安官。

移送バスの事故はテレビでも報道される。行動を開始するローリー。カレンの自宅に行き、武装と警戒をするよう告げるも、追い出されてしまう。

自由の身になったマイケルは、記者たちを惨殺し、ブギーマンのマスクを手に入れ、カレンたちの暮らす街へと到着する。適当な家に入り、武器を手に入れ、住人たちを惨殺するマイケル。

ローリーは保安官と共にマイケルを追うが逃してしまう。カレンの家に迫り来るマイケル。ローリーは保安官たちと共にカレンの家へ向かう。保安官たちを連れてきた事で、事の重大さを知るカレン夫婦。今すぐ私の家に、とローリーラは告げるがアリソンがまだ帰宅していない。電話にも応じない事に取り乱すカレン。警官たちが至急アリソンを探しに行く。

アリソンはパーティ会場である違う女の子にキスするBFを目撃してしまい、怒って帰ってしまう。送ってくれた男友だちにも告白されてブチ切れて1人で歩き出す。背後に聞こえる悲鳴。男友だちがマイケルの犠牲となってしまう。逃げるアリソン。

ローリー、カレン、夫のレイはひとまずローリーの家に身を隠す。台所の地下に作られた秘密の小部屋には大量の保存食と武器が置かれていた。

アリソンは駆けつけた保安官とマイケルの主治医と合流する事ができる。パトカーで移動中にマイケルを見つける一行。保安官はマイケルを車ではねる。が、主治医に殺されてしまう。悪の心の探求に魅入られた主治医はマイケルを助け、アリソンの乗っている後部座席へと意識のないマイケルを押し込み出発する。かつての被害者ローリーと対面させる事でなんらかの反応をマイケルから引き出せることを期待して。

アリソンは「マイケルは私に言葉を発した、車を止まれば教える」と取引を持ちかける。パトカーを強引に停める医者。そこにパトロール中の他の保安官のパトカーが来るが、医者も保安官たちもマイケルに殺され、アリソンは必死で森を抜けてローリーの家を目指して走る。

ローリーの家ではマイケルを迎え撃つ準備をしている。が、イマイチ緊迫感に欠けるレイ。外に来たパトカーをみて出てしまい、乗ってきたマイケルに殺されてしまう。死の間際の発砲音に全てを悟るローリー。カレンと共に地下室にこもる。

ローリーは床下からマイケルに発砲し、手傷を負わせるが、マイケルはどこかに移動してしまう。地下室から出るローリー。血痕から、マイケルは2階と判断して後を追う。物陰に潜んでいたマイケルと死闘を繰り広げる。が、バルコニーから下に落とされてしまう。

そこに辿り着くアリソン。アリソンの声に、地下室のカレンもマイケルも気づく。

急いで地下室へとアリソンを呼ぶカレン。しかしマイケルも地下室に気付き、入り口を破壊する。かつて自分が愛用していたライフルを構えるカレンラ。「ママ!私には出来ない!」と叫んでマイケルをおびきよせ、正面から撃つ。マイケルの背後にはローリー。一撃を浴びせ、マイケルは地下室へと落ちる。慌てて外に出るアリソンとカレン。マイケルも追うが、鉄格子が行く手をはばみ、マイケルは地下室へと閉じ込められる。この家は牢獄ではなく、巨大な罠だった。

家ごと業火に燃やされるマイケル。ローリー、カレン、アリソンの3人は通りすがりのピックアップトラックに助けを求め、無事に去っていく。

 

感想

どちゃくそおもしれー。40年前の映画の続編なんですかね?これね。

とにかくローリーがかっこいい。ローリーとその家がかっこいい。台所の地下室の仕掛けも、チェックしてクリアになった部屋に降りるシャッターたちも、庭を照らす照明も、もちろんジャキーン!と閉まる鉄格子も最高。

あと、重要人物のように見せかけてマイケルにブギーマンのマスクを渡す役目で退場する記者たちも良い。

ベビーシッターと坊やも良かったし、活躍しないアリソンのBFも良かった。不用意に焦って告白しちゃう友だちも良かった。バカバカ今じゃねえ!!というのはホラーものにお約束のハラハラだけど、こんな恋愛要素でそれをやってくるとは。これ多分アリソンは優等生だけど、いわゆるイケてる部類の女子ではないのも良い。

カレンの「助けてママ」演技からの

「ガッチャ」→発砲→「ハッピーハロウィン」

の流れ、クワイエットプレイスのラストが好きな人なら絶対大喜びする。

 

アメリカの窓の大きな家や、ガラス戸の裏口に憧れてたけど、気持ちを改めました。戸締りしっかりしろ!