kotoko’s blog

映画や本の感想。「内容」にはオチまで書きます。

ヒプノシスマイク

観てきました。いちまんはっせんえん@ステラボール

 

2.5と呼ばれる舞台を好んで見る者としておたしなみ的に行ったので、強火のファンの方には申し訳ない。

グッズこみこみでの強気値段設定は、若い子は来られないのでは……という余計な心配をしつつ、新しい試みはどんどんしたら良いと思うタチなので、賛同。値段を高くすることで客層を担保できるのか、あらゆる手段で何度も観劇する人をある程度けん制して初見さんを増やすことができるのか、という実験になったんじゃないかと個人的に思ってます。どうだったんですかね。観ている感じでは治安は良かったように思うんですけれども(年齢層が高かったとも言う)。

お値段設定に関してはこちらのnoteが面白かったので興味のある方はご一読を。

https://note.com/dosankotv/n/nbbe9bb3361ca

私は好きなアニメや舞台であってもパンフ以外のグッズいらない派(生写真は役者さん応援の意味をこめて買うこともある)なので、18000円は経験代として支払ました。ブブセラ(?)以外のグッズは後日ヒプマイファンの子にあげてしまった。

 

ヒプマイは基本のチームと構成員を把握して代表曲をそれぞれ聴いたことがある程度のうっすいうっすい知識だけなので、キャラの再現性云々はちょっとわからず。ただ、舞台オリキャラらしき赤羽ディビジョンが一番ラップもダンスもお上手にみえました。世界観的にも、舞台の観劇の手ごたえとしても、上手いは強いなので、ごにょごにょ。

アンサンブルの人たちがとにかくうまくて、もっと踊ってみせてくれ~~って感じだったのですが、ファンの人には「いや、私の知ってる子たちの姿をもっとみていたかったですよ」と言われて、そらそーだ、となりました。

 

物語は、ありがちというかなんというか。昔の友人がヨーマイメーン、お兄ちゃんが大事だぜーみたいな話でした。覚悟していたほどつまらないものではなかったけど、感動するほと面白いものでもなかった、という。そして知らないながらにうっすらと贔屓にしていたヨコハマの銃兎ちゃんがそりゃあもう美人で不器用そうで良かったのでお写真買って帰るという清く正しい2.5次元な感じになりました。なんか、サバトへの執着というか、すっごい良いシーンがあったんですよ……。

 

2分のライブパートはやっぱり知ってる曲(ヒプマイのメインテーマみたいなやつ)がかかると、めっちゃあがりますね。ペンは剣よりヒプノシスマイク!!

 

そして。今回のなんといっても素晴らしかったところは。音。音と映像演出の良さ。ハイステ初見の時以来の「か~~~っこよ~~~!!!!!」という鳥肌が立ちました。ステラボールはそもそもライブハウスなので、重低音がめっちゃ良い。ラップにあってる。腹にくる。んでもって映像演出が良い。壁面を画面として扱う舞台は多々あれど、あんなにも音ハメ完璧な映像を壁面いっぱいに出されるとトリップできてしまう。私は二階席だったので、途中自分の足元めがけて舞台からレーザーが照射されたのですが、その浮遊感というか、雲海を見下ろすみたいな不思議な感覚は最高でした。

 

ただひとつ残念なのは、グッズにあの光るリングが入ってないこと。あ、それは、別で買わないといけないやつなのかーとわかった時の悲しみ。

チケット+パンフ+光るリングで15000円だったら文句ナシだったんだけどなーー。

物販にしちゃうと数が読み切れないものがあるから(キャパ的に”全員が買う”前提にしないと採算ラインに乗らなかったのかもしれない)商売としてその冒険な判断は是なんですけどね、個人的には。あ、また結局お値段の話をしてしまった。せずにはいられなかった。

ヒプステの話をするときには必ずこの金額の話がセットになってしまうというのが「それは舞台の感想なのか」という感じで(いや感想なんですけれども)惜しい気がします。

 

舞台の映像演出と音はこれまで経験したことがないくらい最高にかっこよかったよ!!!ということでしめておきたい。ステラボールを上手に使えたで賞です。