kotoko’s blog

映画や本の感想。「内容」にはオチまで書きます。

NARUTO 暁の調べ

そんな状態で行くなよと言われるかもしれないのですが、原作ミリしらだってばよ(NARUTOに関する唯一の知識)で行ったからか、なかなか厳しかった……。過去に上演した2本分を1本にまとめたものだと思うんだけど、なんかこう、なんかこう、私を置いて物語が勝手に進んでいくなーというか。上映時間が長かったこともあって、かなりしんどい時間でした。

実はテニミュも原作を知らずに通い続けて15年なんですが、テニミュは楽しいんですよ。初見から楽しかったの、ずっと。なのになぜNARUTOは楽しめないのか。ブリーチも知らずに行ってて楽しかった。なんでなんだ……。物語があるからこそなのかな、と漠然と思っているのですが、各人の心境とかよくわからないままに進んでいくというか、お話の上澄み部分だけをなぞらされている感じがしたのですよねーーー。こうこうこうだから、こうなって、こうで、こうで、こうなって、こうだから、こうで……という山もオチもよくみえない話を一方的に聞かされているような。

多分原作ではきちんと語られているのだろうし、そこを自分で埋められる人には良いんだろうな、と思います。私には向いてなかった。行ってはいけないやつだった。

帰り、劇場を出る時に感動して泣いている海外からのお客さんを見かけたので「ああ、ファンにはすっごく良い舞台なんだな」って思ってほっこりして帰りました。